2010年10月17日日曜日

内海建夫さんの在廊日のお知らせ


ギャラリー・サイズの「あるがまま…プロジェクトvol.8」内海建夫さんの『些細な出来事』展が昨日より開催されました!昨日のオープニングパーティーは開始時間では参加者がちらほらといった感じでしたが、続々と多くの方が駆け付けてくれました。本当にありがと‘ございました。
もしかすると18時スタートという時間設定は早すぎるのかもしれませんね。19時とか19時30分とかのスタートの方が、ご参加くださる方には都合が良いのかもしれないですね。…ちょっと考えてみます。
さて、会期は10月24日(日)18時まで連日開催しておりますが、「作家によるギャラリートーク」は内海建夫さんの在廊日である17日(日)・23日(土)・24日(日)各日随時となります。ちなみに、内海さんの作品鑑賞タイプは、ご本人の解説があった方がより一層楽しめると思いますので、解説をお聞きしたい方は在廊日のご来場をお勧めします。
また、平日は10時〜20時まで開廊しておりますので、お仕事帰りでもお立ち寄り頂けます。是非、お気軽にお越しください。

2010年10月13日水曜日

次の「あるがまま…」展は内海建夫さん!

次回「あるがまま…Project」が、今週末に迫ってきました。16日(土)10時より、内海建夫さんによる《
些細な出来事》展が始まります!
私と内海さんの出逢いは、内海さんご本人は覚えていらっしゃらないかもしれませんが、たぶん8年ほど前に静岡県立美術館で行われた企画展「今、ここにある風景=コレクション+アーティスト+あなた展(大岩オスカール幸男、日高理恵子、菱山裕子、吉田暁子による)」で、企画展サポート事業でご一緒したことだと思います。…ん?…あれ?10年前の「鵜飼美紀 restless・restfull」展でのサポートだったかな?…いや、やっぱ「今ここ展」ですね。…と、意外と以前から面識があったのです。
勉強不足の私の中では、内海さんは変わらず「ひょうひょうと、ストイックに。」なイメージが続いているのですが、きっと作風も変化しているのだと思います。その差異が私にとって楽しみな部分でもあります。
さて、展示作業日は明々後日(金)です。私は個人的に本当に楽しみにしています!皆さんも是非、ご期待ください!

2010年10月4日月曜日

サイト・スペシフィックな作品 って?

作品が「場所・構造=空間」に問いかける意のある現象を指す言葉であり、ある種、既存美術館の「空間=権威」を否定する表現手法でもありますが、私はちょっと楽しみな言葉に捉えています。と言うのも、その作品と空間の関係性は「問いかけるものがある空間」に対して成立するのではないかと感じているからです。
さて、その観点からギャラリー・サイズをみてみると、ただ、ただ、白い空間があるだけです。ギャラリーとしてのレジェンドもエピソードもありません。こういった「問いかけるものがない無の空間」で、サイト・スペシフィック的作品がどう展示として成立するか…。やってみないとわからないですね。その意味で楽しみなキーワードです。
でも「プロセス・アート」については「場」として成立する気がします。作品としての美術館への収蔵を拒む表現手法・姿勢がゆえに、当然、完全な再制作・再表現は事実上不可能。であるならば、「無」の環境のギャラリーの方が、その表現の場としてのインスタレーション性にフィットするのではないでしょうか?
…むむむ…、面白いなぁ…、ちょっと深く考えてみたくなりました。

2010年9月27日月曜日

あるがまま…Project Vol.7 を振り返って

「あるがまま…Project Vol.7」岸美智代さんの《 glassworks 空間 》展が終了致しました。
そう言えばこれまで、展覧会前や会期中のレポートは更新していましたが、展覧会を振り返ってのレポートは皆さんに伝えていませんでしたね。次へ次へ…という意識があるせいか、ついつい今後のことばかりに目が行ってしまいがちです。…という訳で、今回は岸美智代《 glassworks 空間 》展を振り返ってのコメントを投稿いたします。
まずは、ドキドキの搬入設置作業。オープン前日の搬入でしたが、私たちも当然その日に初めて搬入作品を確認します。インスタレーションゆえに「ぶっつけ本番」的な緊張感が展示室を支配します。一般のギャラリーでは展示作業のほとんどを作家さん側に委ねると思いますが、ギャラリー・サイズでは、積極的に作業に関わります。なぜなら、展示空間のスペックを誰よりも知っているから。作家さんと一緒に作業に加わり、作家さんの表現したい理想を肌で感じ、その理想にできるだけ近づける。…そんな、ちょっとしたコラボレーションが、ここでのインスタレーションの可能性を高めることになると思っています。いや、それが不必要な展示であればお節介はしませんので、あくまでもケースバイケースです。
岸さんのケースで言えば、上手くコラボレートできたと思っています。というか、正しくは、岸さんが上手く私たちを使ってくれました。
広く「ランドスケープスカルプチャー」といわれるインスタレーションでは、実に大勢のスタッフが展示作業に関わりますが、今回はそのミニマムな室内版であると思います。ですから、規模はどうであれ、岸さんは作家として表現を追求・指示し、我々は従事・作業する、という関係が望ましいと感じた訳です。
岸さんの制作履歴を見てみると、過去の作品の表現手段は自己完結するプライベート性を強く感じるのですが、最近の作品には積極的に環境に関わるパブリック性を感じます。今回の展示も、この小さな空間に対しさらなる表現的パブリケートを試みたような気がします。(岸さんスイマセン、私の勝手な推測です。)その意味では、以降の岸さんの活動(発表)の場には、多くの方々が関わっていくことがキーになるのかも知れませんね。
岸さんの展示では、私たちも本当に勉強になりました。見解は間違っているのかもしれませんが上記のようにギャラリー側に考察するきっかけを与えてもらったことだけでも実に有難いです。改めて、当プロジェクトに参加して頂いたことを感謝します。

2010年9月18日土曜日

いよいよ本日岸美智代さんのオープニング

昨日は、岸さんの作品搬入。ギャラリーサイズも、職人の安曇が設営、私がライティング、谷村と鈴木がDM配布、瀧が看板設置…と、なかなか忙しい一日でした。
さて、本日は岸さんの《glassworks 空間 》展のオープニングです!今までも何回かオープニングのレポートを投稿しましたが、あまりオープニングパーティの様子については触れていなかったので、今回はそちらのお話を…。
展覧会オープンは午前10時。通常は土日の定刻の17時に展示室を閉じてパーティに移行するものですが、ギャラリーサイズではオープニングパーティ中も皆が帰るまでは朝方になろうとも展示室を閉じません。作家さんから直接作品について話を聞いたり、お客さんといろんなアート談義をした後で改めて観る作品は、また違った見え方になるものです。なので、ここに誰かが居る限り、いつでも作品と対峙可能な状態を維持します。
パーティのスタイルはいたって自由。スタートは18時ですが、気軽に三々五々訪れた方々は好きなように鑑賞したり、軽食をつまんだり、出会った人同士でおしゃべりしたり、車ではない人はお酒を呑んだり…と、かしこまった空気はほぼゼロ。でも、そんな空気感が私は良いと思っています。公民大小それぞれ役割があるように、ギャラリーサイズは「真面目に気軽」を役割と捉えて実践します!え?「真面目」って何を?と思われるかも知れませんが、その答えは来年の初夏あたりに解ると思います!お楽しみに!
あ、ちょっと話がずれてしまいました。…という訳で、明日のオープニングパーティを気に留めている方は、是非、気軽にご参加ください!参加費は無料!特別な夜間展示や作家さんのギャラリートークも楽しめます!!

2010年9月16日木曜日

次は岸美智代さん

9月の「あるがまま…」Project は少しイレギュラーなスケジュールで、前回の伊藤尚未さんに続き、明後日から「あるがまま…」Project Vol.7 岸美智代さんの《 glassworks 空間 》展が26日まで開催されます!
明日が展示作業日ですが、いったいどんな大きさの作品が何点展示されるか、とても楽しみです。DMの写真のように、スチールや石材などとも組み合わされると思うのですが、きっと、どれも重く、緊張感あふれる展示作業になるのではないでしょうか。
ギャラリー・サイズとしては、今のところ最大の大きさの作品だと思います。その大きな作品が、この展示スペースとどう関わるか…。明日の展示作業の様子などもまたブログに投稿したいと思います。

2010年9月5日日曜日

伊藤尚未さん取材

「あるがまま…Project Vol.6」伊藤尚未さんの《光影動》展が、中日新聞さん(県東部は東京新聞さん)の取材を受けました。掲載日や紙面についての詳細はまだわかりませんが、今週のどこかで(恐らく県内催事情報コーナーのようなところだと思いますが)写真付きで掲載されます。皆さんも是非、チェックしてみてください。
ギャラリー・サイズはオープンしてこの9月で半年。まだまだ認知不足な状況ではありますが、以前のブログにも書きましたように「着実に、少しずつ広めていこう。」と思っています。そんな中、観覧者さんの来場パターンにいくつかの傾向がみえてきました。
まず、「平日の会社帰りに立ち寄る(17時半頃から19時半頃)」というパターン。これは、平日の閉場を20時にした時から表れてきた傾向です。学生さん風の方も友達と連れ立ってくることも多い時間帯のようです。
その他にも傾向がみられますが、もうちょっといろいろ分析してみたいと思います。で、「着実に、少しずつ広めるための手段・手法」に活かしたいと思います。

2010年9月3日金曜日

いよいよ明日から!



いよいよ明日から「あるがまま…Project Vol.6」伊藤尚未《光影動 - guang ying dong -》展が開催されます!
私はずっと「伊藤さんの展覧会タイトルは「光影動」だけど、いったいどんな展示になるんだろう?」と興味津々でした。それが、今日、やっと明らかに!!「なるほど!!」と唸ってしまいました!
ヒントは添付画像の影です。なんと埴輪が踊りまくるのです!この埴輪は、埴輪そのものが作品ではなく装置の一部。埴輪と光のある空間がひとつの動く作品となっています。その他、表情を変える立体作品や、音も演出に加わります。いや~理屈抜きに楽しい作品たち!
おっと、あまり詳しくしゃべりすぎると、せっかく観に来られる方々の楽しみを奪ってしまいますね。
さて、明日は18時からオープニングパーティです!もちろん伊藤さんも居ります!直接ギャラリートークを聞きながら作品鑑賞できるチャンスです!参加無料ですので、是非、皆さんお気軽にお越しください!

2010年8月23日月曜日

第6回目は伊藤尚未さんの『光影動 - guang ying dong -』展


久々の投稿です…。気が付けば何と1ヶ月も更新をさぼっていました(汗…)。大変申し訳ないです。
さて、ギャラリー・サイズの「あるがまま...プロジェクトVol.6」は伊藤尚未さんの『光影動 - guang ying dong -』展です。伊藤尚未さんは電子機器などを主素材に表現活動をしている「造形作家・メディアアーティスト」です。「子供の科学」などで電子工作の連載を担当したり、様々な書籍の執筆やワークショップを開催したりと、非常に幅広い活動をされています。現在は「青森県立三沢航空科学館」でキッズ向けの展覧イベントを開催していますので、ご興味のある方は是非体験してみてください。ちょっと(かなり...か...)遠いですが。
ギャラリー・サイズでの展示はどのようになるのか、私もまだ様子が分かりませんが、たいへん興味深いです。もう少し展示方法や志向などの詳細が解りましたら皆様にもお知らせ致します。

2010年7月25日日曜日

内海可良子さんの「あるがまま…」展オープン!



昨日のオープニングもたいへん盛り上がりました!
実寸ガンダムのオープンと安倍川花火大会とが重なったので、ちょっと心配していたのですが、たくさんの方々が駆けつけてくれました!本当にありがとうございます!隣のパチンコ屋さんの駐車場屋上から花火も見ることができたので、参加してくださった方たちは得したと思います!いや~良かった良かった…。
写真は、先日の「内海可良子さんによるギャラリートーク」の様子。土日はギャラリーに内海さんが居りますので、このように直接作品説明を聞くことができます。是非、みなさん足をお運びください!

2010年7月23日金曜日

いよいよ明日から



内海可良子さんによる「あるがまま…Project Vol.5」《 boat in boat 》展が開催されます。明日の18時からはオープニングパーティですので、皆さま是非、お気軽にご参加ください。
さて、一昨日の作品搬入を経て、先ほど作品展示が終了しました!明日がお披露目ではありますが、ちらっとお見せします(添付写真)。
私事で恐縮ですが…、先日は大阪の仕事で徹夜になってしまったので、いま、ものすご~く眠いです…。書きたい事がいろいろあるのですが明日にしようと思います…。すいません、、、…zzz…

2010年7月21日水曜日

内海可良子さんの作品搬入



公私にわたってドタバタしてまして、ちょっとブログをさぼってしまいました。申し訳ないです。
さて、「あるがまま…Project Vol.5」は、「内海可良子 《 boat in boat 》 路のない箱の中でいること」展です。会期は7月24日(土)~8月1日(日)。みなさん是非ご覧ください!
写真は本日の作品搬入の様子。明日・明後日で展示作業を行います。どんな作品がこの空間に展開されるのかとても楽しみです!
さて、内海可良子さんは名古屋造形大学彫刻コースを卒業され、美術家として歩み始めた若い作家さんです。内海さんとは、昨年暮れに蜂谷さんのご紹介でお会いし、今年の1月に行われた「静岡市民文化会館現代美術展《 Dish Dish Dish 》」のグループ展でご一緒したのが縁で、この度「あるがまま…展」に参加いただくこととなりました。内海さんの作品は、記録ファイルとこのグループ展の時に見ただけですので、どんな展示になるのか今からワクワクしています。
私が感じる内海さんの作品は「穏やかに、深く。曖昧に、鋭く。細やかに、広く。…愛でるべきコト・モノをじんわりと表現する。」という感じでしょうか。内海さんならではの女性(母性)的な観点が興味深いです。是非、たくさんの人に観てもらいたいですね!
オープニングは7月24日(土)午後6時から。皆さん、お気軽にご参加ください!

2010年6月21日月曜日

ナガタロッソさん展覧会スタート!


昨日6月19日(土)より、いよいよ「あるがまま…Ploject Vol.4」ナガタロッソ《ZOO》展がスタートしました。会期は6月27日(日)までです。サブタイトルの「ワクワクがゾロゾロ ドウブツクリエイション」の通りに、ロッソさんカラー全開の作品がいっぱいです!大人はもちろん、きっと、子供たちからご年配の方まで、世代を問わず素直に楽しんでもらえる展覧会だと思います!是非、みなさん観に来てください!
私とロッソさんのお付き合いはわりと古く、ロッソさんの存在は、現在に至るまでの時代の流れの中で常に刺激になっていました。私とはタイプやスタイルは違いますが、「クリエイションし続ける」というシンプルなソウルというかマインドみたいなものがすごく共鳴されます。昨日のオープニングパーティでも、深夜(早朝?)まで、ロッソさん・奈木さん・牧さんたちとついつい熱く語り合ってしまいました。いや~楽しかったですね!
ま、こういう場もなかなか少ないですし、是非、皆さんもお気軽にご参加ください!

2010年6月11日金曜日

季節と色

来週いよいいよ、19日から「あるがまま...展」のナガタロッソさんの展覧会が始まります。ちょっと、このところブログをさぼっておりましたが、いろんな思いがありましたので投稿します。
まずひとつ。目に付く季節の花の色について。
春先に、まず目に飛び込んできたのは「梅」、そして「桜」。ピンクですね。そして「菜の花」。川岸によく咲いていますね。これは黄色。次に「たんぽぽ」。これも黄色。で、「山吹」。これも黄色。
でも5月あたりから、目に付く花の色が「藤」の紫、「菖蒲」の紫。さらに6~7月になると「あじさい」や「朝顔」のブルー。
マゼンタ系からオレンジ・イエロー系、そしてシアン系…というように、「何だか、カラーチャートをなぞっているような感じだな…」と感じたのです。
しかし、よくよく調べてみると、「季節と花の色」は無関係であることがわかりましたが、こういった「人の感覚」によって「季節に応じて求める反応色が変わる」ということも、人の感受性の魅力であると感じました。これはきっと個人差もあるでしょうし、その時の気分にも左右されるでしょう。
でも、このような「心色の季節の変化」は、案外、人間にとって必要なことなのかもしれません。
現代の都会暮らしの中では感じ難いでしょうが、自然と供に暮らす環境では「季節と色」は非常に密接だと思います。(というか、私の実体験としてそう思います。)
その意味では、「季節と色」に対する感受性は、「DNA」レベルでプログラムされた必然的なものなのかもしれませんね。
…う~ん…、雑考の域を脱していないので、引き続き探求してみたいと思います。

2010年6月2日水曜日

今月は NAGATA ROSSO さん


久々の投稿です。次回「あるがまま...」展は、Vol.4 NAGATA ROSSO さんの《ZOO》展です。6月19日(土)~27日(日)の開催です!みなさんお楽しみに!
ギャラリー・サイズは、こんな辺鄙な場所にあるにもかかわらず、展覧会の回数を重ねる度に来館者数も増えてきました。とてもありがたいことです。
先日、知り合いからの情報で、神田の地味な場所(ビル)にあるアートグッズのアンテナショップが、思いのほか賑わっているとのこと。確実なファン層があるんですね。いつの時代も、どんなカテゴリーでもニッチ市場は存在しています。問題はその層へ「届く・響く」かどうかだと思います。その効率を一足飛びに「広告宣伝」に委ねるのが一般的手法かもしれませんが、私としては地道に確実にやっていきたいと思っています。そもそもの「あるがまま...」展の趣旨は文字通り「あるがまま...」です。ついつい事業効率を考え「大勢の人に観てもらいたい!」と欲張ってしまいがちですが、しかし、ここは「観たい人に観てもらいたい」という考え方を重視したいです。辺鄙な場所にあるギャラリーだからこそ、わざわざ足を運んでくれた方々は「本当に観たい方」ですので、できる限りの満足を提供したいのです。そのひとつが以前の投稿にあるように「作家さんとの触れ合い」であったり「オープニングの自由」であったり「制作スタイルの制限を極力なくす」ことであったりします。
話を戻すと、恐らく先述の「アートグッズのアンテナショップ」は大々的な広報はしていないと思います。でも、確実に、そのニッチなマーケットに、そこなりの何らかの方法が「届き・響いている」のではないでしょうか。広報の多様さは今に始まったことではありません。適材適所という言葉がありますが、そこの存在意義に則したそれなりの「在り方」が広報の概念にも多様にあるような気がします。
そこを探りながら、地道に、ぼちぼちと、着実に、楽しく、アートを活性化させていきたいと思っています。
なんだか偉そうにすいません…。

2010年5月21日金曜日

心地良いひととき


今日は朝から慌しい一日でした…。でも、同時に、私にとって心地良い一日でもありました。
薄曇りの天候から始まり、日中には暑いくらいの気温になりましたが、総じて爽快な心地良い一日でしたね。こういう日は、不思議と、起こる出来事も心地良いことばかりです。
今日は午後から文芸大の学生さんたちが、奈木さんの展覧会観覧ついでに、弊社の「デザイン事務所視察」に来てくれました。希望ある若い人たちには、文字通り「希望を与える」のが先人の役目であると思います。どぎまぎしながらも好奇心旺盛な学生さんの瞳…。その心根を実感しながら「これから社会に出ても頑張ってくれよ!」という「繋ぎ役」に徹しながら「現場」を案内しました。いやぁ~、若いエネルギーって良いですね!ポンコツの私もそのエネルギーに影響されます!
また、学生さんを引率してくれた文芸大の佐井さんにも敬意を表します。佐井さんとは何年か前の「オペラコンクール」の広報プロジェクトでご一緒させていただきました。今後とも宜しくお願いします。
また、東京の仲間からも個人的にうれしいメールをいただきました。重ねてウェブデザイナーの山本信二氏にも感謝いたします。
陽も傾いて、そろそろ閉廊という時、まぁ、ちょっとお酒も入ってということもあり、奈木さんとおしゃべりタイム…。「事業仕分けと芸術事業の関係」「後継者の育成と教示者の在り方」「日本の歴史における文化的溝期とその前後の違い、そして課題」「ニッチな文化とディープな文化の双方の可能性と相違性」などなど、いろんな会話をさせてもらいました。いやぁ~面白かったです!是非とも、近々にもう一席設けてさらに深いキャッチボールをさせてください!こういう会話は「適した相手、適した時間、適した場所。」がないとなかなかできない貴重なものです。あっ、その意味でも「ギャラリー・サイズ」は最適かもです!では、次回6月の「ナガタ・ロッソ」さんのオープニングパーティで盛り上がりましょう!皆さんもどうぞどうぞ!

2010年5月17日月曜日

明日は奈木さんが在廊(かも)

前回の投稿で、『この《枯れない花》は、奈木さんの「心根」を養分として生き続ける、ある意味「奈木さん自身と一体である作品」とも言える気がします。』…と書きましたが、明日は奈木さんがギャラリーにいらっしゃる(かも)なので、実際に奈木さんの言葉として聞いた上で作品に向き合えるチャンスです。
ギャラリー・サイズの魅力のひとつは「コミュニケーション」だと思います。まだ、稼動して間もないので認知度はかなり低いギャラリーであり、しかも立地条件も良くはないので、来場者数は決して多くはありません。でも、その分、作家さんとのコミュニケーションは大切にしたいと思っています。それは、興味を持って観に来ていただけるお客さんに対しても同様に提供したいと思います。その意味では、ご興味さえあればオープニングパーティ時にも気軽に来場してもらえたらと思っています。オープニングには当然作家さんもいらっしゃるし、関係者も多くいます。その中で、それぞれが、ポジティブな関係を見つけられたら、それはそれは楽しいですよね。

奈木さんの作品をみて



「あるがまま...Project Vol.3 奈木和彦《枯れない花》」展が開催しました!15日のオープニングはとても有意義でした。奈木さん、ありがとうございます。楽しすぎて、またちょっと呑み過ぎてしまいました…いや、反省…。二日酔いも治まり、今日から復活です!
さて、よく、作品は作家の「分身」とか「子供」とかと例えられますが、今回は特にそう思いました。オープニングで奈木さんの人生的なことや姿勢的なことを聞いて、それから改めて作品と向き合った時に、それまで見えていなかったものが見えてきました。「作品がすべて」というタイプの作家さんも多いとは思いますが、この《枯れない花》は、奈木さんの「心根」を養分として生き続ける、ある意味「奈木さん自身と一体である作品」とも言える気がします。
そんな素敵な《枯れない花》を、是非、ご覧ください。

2010年5月15日土曜日

「あるがまま...Project Vol.3」


まだまだ認知度の低いギャラリーで、しかも、立地条件的にも交通の便的にも良いとは言えませんが、地道に着実に、現代美術がお好きな方々に出逢いを提供したいと思っておりますので、皆様、今後とも宜しくお願いいたします。
さて、いよいよ「あるがまま...Project Vol.3」奈木和彦《枯れない花》展が、明日(正しくは本日)より開催致します!奈木さんは浜松文化芸術大学で教えている作家さんです。今日は搬入設置日でしたが、私は午後から名古屋出張のため、作品の搬入までしか見届けられず、夜、帰社してから、すでに展示作業を終えた明日に控えるギャラリーをチラ見。「おおぉ~」。エントランスから、奈木さんカラーがひしひしと感じられます!展示室の照明を点してガチ見したくなる衝動を抑え、明日のオープニングに楽しみをとっておくことにしました。明日が楽しみです!!

2010年5月6日木曜日

思いのほか好評


「あるがまま...Project Vol.2」が終了してしまいました。「してしまいました」という表現が適切かどうかは微妙ですが....。というのも、観覧してくださった方から口コミで聞いたという数名の方が来られまして「是非、観たい」と。さらに「期間中に行けなかったが、実際の作品を見るには何処に行けばいいのか?」という方からも問い合わせがありました。まっ、幸い、記録写真もたくさん撮りましたし、資料も揃っており、何より私の会社なので作品自体もまだココにあります。展示の大半は片付けてしまいましたが、まだ数日は作品本体は倉庫に入れずにそのままギャラリーに置いておきますので、ご興味のある方はお電話を頂ければ時間調整の上ご案内致します。
あと、この「Public Furniture」に興味を抱いてくださった静岡新聞社さまから、来週頭に取材を受けることになりました。とてもありがたいです。5月下旬予定で記事が載ります。
開催期間がGW前ということもあり、観覧者数を少なめに見積っていて、まっ、実際その通りだったのですが、閉会後もこの展覧会が尾を引いて波及しているようで嬉しいです。