2010年4月29日木曜日

良い天気



今日、4月29日は「昭和の日」。若い作家さんのホームページのプロフィールを眺めていたら、ふと、平成生まれであることに気がつきました。なんと!というか、そうか!
平成も今年で22年目。一般企業では昨年あたりから「平成生まれ」の新入社員が勤め始めているでしょう。当然、平成生まれの方たちは、昭和の時代を知りません。
昭和という時代は、いろんな意味で本当に激動の時代でした。昭和の後半しか知らない私たち世代は、よく、婆さんや両親や近所のおじさんから昭和の前半の様々な苦労話や出来事を聞かされて育ち、何となくではありますが「自分の知らない昭和前半もすごく自分にとって意味のある時代だったんだ」と意識しながら育ちました。イメージとしては「自分が生かされるための下地の時代」という感じかな。でもそれはネガティブではなく、ポジティブな認識でした。う~ん...何て言うか、前の時代への感謝というか、これからの責任というか決意というか...。ま、総じてポジティブです。
さて、平成生まれの方たちは、昭和の時代をどのように感じているんでしょう?「意味ある時代」「自分が生かされるための下地時代」とポジティブに意識するかどうか...。どうでしょう?
よく、私も若い頃「諸先輩方の苦労話や武勇伝」を聞かされ「うざいな」と思ったものですが、今となっては生き方としてけっこう参考になっています。その意味では、私たちも、「うざいな」と思われながらも、「良くも悪くも時代の事実を語り続ける」ということが必要だと感じました。

2010年4月26日月曜日

本日と明日は不在

私の展覧会の最中ではありますが、26日(月)は箱根の某美術館の仕事で箱根に終日、27日(火)は某時計メーカーさんの仕事で名古屋の百貨店に終日。という出張のため、ギャラリーには不在となります。
で、お願いがあるのですが、私が不在の時にギャラリーに来られた場合は、受付に置いてある「コンセプトシート」を熟読してから作品に向き合って欲しいのです。今回の私の展示は、作品表現に意味はまったく無く、開発背景や各種設定にこそ意味があります。たった3畳のスペースで、可能な限り可能性を広げてみたのですが、その経緯と設定こそが私の作品です。
是非、「見た目」にとらわれずに、「経緯と設定」に目を向けてください。どんどんと、このミニマムな空間に生まれるユニバーサルな多様性が見えてきます。そして、その可能性を想像してみてください。面白い「パブリックとプライベートの狭間」の豊かな空間が広がってきます。

2010年4月25日日曜日

二日酔いの展覧会二日目



昨晩のオープニングも、多くの方々が来てくださり、たいへん感謝しております!
第一回作家の蜂谷充志さん、第三回作家の奈木和彦さん(5月15日~よろしくお願いします!)、第四回作家のROSSOさん(6月19日~よろしくお願いします!)、学芸員の新田建史さん、建築家の伊達剛さん、インテリアコーディネーター協会理事の村松春葉さん、静岡デザイン専門学校の保科康浩先生、プロダクトデザイナーの福間健太郎さん、メディアアーティストの杉森順子さん(あるがまま展ご参加お待ちしております!)、有限会社伊部鏡店の伊部善保さん、SBSメディアサービスの石垣さん、かつて私と一緒に仕事をしていたクリエーターの小川貴生さん・柴田哲志さん、イラストレーターの志村美智さん、プランナーの佐藤尚雄さん、グラフィックデザイナーの高山さん、ウェブデザイナーの山本さん、そしてご協力いただいた佐藤友章さん、本多寿江さん、安曇三男さん。
皆様、本当にありがとうございました!
ついつい調子に乗ってしまい二日酔いな本日ではありますが、ギャラリーはとても心地よい日差しに包まれています。

2010年4月24日土曜日

Public Furniture 展開催


すいません...。本業の仕事やら会場の設営やらでバタバタして、なかなか投稿せずにいました(言い訳ですが)。本日から「あるがまま...」Project Vol.2 「Public Furniture」展が開催です!
以前のブログ投稿にあったように、ファインアートではなくデザインの作品展示です。私個人としましては、世に提案する「在り方」として、とても興味深い作品になったと自負しています。
ぜひ、皆さん、ご来館ください!

2010年4月14日水曜日

開催日変更のお知らせ



ギャラリーのプチ改修については、前回の投稿の通りですが、ちょっと仕様に思うところが出てきまして、急ではありますが「あるがまま...Project Vol.2」の開催を1週間ずらして、4月23日(金)~30日(金)に変更させて頂きました。勝手ながら申し訳ありません。
「自然光」の影響に対しては、L型の袖壁を増設することで問題ないのですが、その寸法設定が意外にシビアであることに気がつきました。ギャラリーの玄関は「両開き扉」になっており、その開口寸法は左右内寸1680mmです。つまり、この寸法が「搬入できる立体作品の最大左右寸法になる訳です。まあ、これ以上に大きなカタマリの作品をこのギャラリーで展示することはありませんが、「せっかく両開き扉が1680mmあるならば1680mmという数字は展示室までの搬入経路にも対応させたいな...」と思った次第です。
という訳で、L型の袖壁の仕様はこの数字を意識しました。現在、PB下地の目地やビス穴にパテをくれたところです。急げば今週中にAEP塗装仕上げまで完成しますが、ここはじっくりと他の部分の修繕も行うことにしました。その修繕とは、昨年8月の駿河湾地震でできてしまったギャラリー壁面各所のヒビや隙間のこと。大きなダメージではありませんが、よ~く見ると、至る所にヒビが入っているのです。
この工事を機に一気に解決して、今後の作家さんやお客さんに気持ちよく利用してもらいたいと思いました。

2010年4月6日火曜日

ギャラリーのプチ改修



以前のブログにも書きましたが、作品ライティングに「自然光」の影響があったため、早速プチ改修を行っています。まだ完成していませんが、改修途中の写真を掲載します。「ギャラリー・サイズ」は、本業のデザイン・設計事務所と、家具&建築工場の社屋の一角にあるため、こういった改修工事はお手のものなのです!
自分たちで改修・補修工事ができるという意味では、展示についても「あるがまま...プロジェクト」につきましては、可能な限り作家さんの意図を尊重しようと思っています。壁に穴を空けても、壁に作品を打ち付けても、床にアンカーを打ち込んでも、改修・補修工事できるメリットを活かして、ご参加頂く作家さんに対して「自由」を提供したいと思っています。
恐らく、こんなギャラリーはそう多くはないと思いますので、むしろこの可能性を、作家さんにも観に来てくださる皆さんにも楽しんでもらえたら嬉しいです。

2010年4月3日土曜日

次は私

実は、次回「あるがまま...」Project Vol.2 は私の作品を展示します。ファインアートではなく、本業のデザイン物の作品です。
仕事柄、「パブリックアート」や「ランドスケープスカルプチャー」の分野を少々かじっている私は、以前から「この分野はファインアートからだけでなく、デザインからのアプローチもアリだな...」と思っていました。いや、もちろん「建築:アーキテクチャー」のデザインとしては以前からこの分野と密接でしたが、「家具:ファニチャー」のデザインとしては「意外にも関わりが薄い」と感じていたからです。ならば積極的に「ファニチャー」のデザインから接近してみようかと...。
いま、やっと作品の骨組みができたところ。これから杢貼りと塗装の工程に入ります。...間に合うかな...。少々不安。