2010年3月30日火曜日

第一回企画展を終えて

蜂谷さん、柴山さん、9日間ありがとうございました。無事に企画展を終えてホッとしています。また、ご来場いただきました皆様には心から感謝申し上げます。今後も、Vol.2...3...4...と続いていきますのでよろしくお願いします。
今回は初の企画展ということもあって、期間中とても沢山のことを学びました。沢山すぎて言い切れないので、機会をみて適宜掲載したいと思いますが、まず最初に思ったことは、ギャラリーの空間性のことです。空間のニュアンスがゼロに近いほど作品とのインスタレーション的結びつきが強まり、その「場」づくりを面白くすることになると改めて気付きました。言ってみれば「無菌室」のようなゼロ空間の提供ですね。それが成立すれば「作家さんの求める表現空間の培養の純度」が高まるという印象を受けました。僕は今まで、いわゆる「箱(展示スペース)」の存在感の強さが、時として作品を虐める様子を見てきていたので、多少なりとも作品とともに「場」づくりにコラボレートできたことを嬉しく思いました。
まだまだ発展途上の実験的ギャラリーではありますが、そんな「学びと経験」を次に繋げていきたいと思います。

2010年3月28日日曜日

「あるがまま...project vol.1」最終日を迎えます

ギャラリー・サイズの第一回展覧会「あるがまま…Project vol.1」蜂谷充志+柴山拓郎 View2001 document for nakakan field 展が、いよいよ今日3月28日(日)最終日となります。
一昨日は「虹の美術館」館長の本阿弥清氏が観に来てくれました。「虹の美術館」は期限付活動で2005年に終了しましたが、本阿弥さんとは活動中からいろいろお仕事で絡ませて頂いていて、今回久々にお会いすることができました。また、昨日は「樂土舎」の代表マツダ・イチロウ氏と、僕が尊敬しているデザイナーの鳥井素行氏が来てくださいました。「樂土舎」さんは、広く、深く、唯一無二のとても面白い活動をされていて、僕もずっと気に留めていました。お会いできて嬉しかったです。
さて、最終日となる今日、まだご覧になられていない方は、17:00までですので、是非いらしてください!

2010年3月26日金曜日

小春日和→爆弾低気圧→雨→快晴



開催してから(搬入設置日も含め)は、タイトルのように目まぐるしい天候でした。オープニングの20日土曜日は小春日和後の曇り空でしたが、21日は爆弾低気圧の春の嵐!22日からはダラダラと雨模様で、やっと今日快晴となりました。天候的コンディションが悪かったにもかかわらず、多くのお客さんが足を運んでくれました。うれしい限りです。
今日は、そんな心地よい空の下、エントランス付近をパチリ。当ギャラリーは展覧会の看板として「道路脇看板と入口脇看板」を設けています。大半のお客さんが車で来られるのですが、今のところ「迷った!」という問合せがないので、サインとしてはしっかり機能しているようで一安心です。前回の投稿のように、改善点に気付いたら適宜改修するつもりです。
さて、今回の音響に使用されている柴山さんのプログラム?の展示を見ていたのですが、「きれいな音響は、そのシステム構造もきれいなんだな。」と思いました。そう考えると、「きれいな風景は、その環境構造もきれい。」だろうし、「きれいな街は、そのモラル的構造もきれい。」なんだと思います。

2010年3月24日水曜日

気付き1

何でもそうですが、行動してみて初めて気付くことがあります。ギャラリー・サイズも然り...。
それはエントランスのドアから差し込む自然光のこと。今までは「自然の明るさ」としか認識していなかったのですが、実際に作品のライティングを行ってみると、午前と午後では自然光の影響で作品の見え方が変わるということに気付きました。
これは展示主旨に委ねる部分ではありますが、「安定した見え方」が重要な場合は午前と午後で変化してしまうのは上手くないですね。逆に「光の変化も見せ方」である場合は面白い効果があります。
でも、どちらにも良い塩梅に展示室というハードウエアを完成させようと考えるなら、ここで一工夫必要です。という訳ですが既に良いアイデアがまとまりました!来週は早速プチ改修を行います。
これで、「自然光の変化を取り入れる展示」も「自然光に影響されない安定したライティング効果の展示」も「真っ暗にしなくてはならない映像作品の展示」も、あらゆる「光の調整対応」が可能になりそうです。ハードウエアとしての懐の深さは「表現の可能性を高める」ことでもあるので、ここは速攻で実現したいです!
...あ、タイトルの「気付き1」とは、2・3・4...も今後あるだろう...というポジティブを意味しています。

2010年3月23日火曜日

「あるがまま...プロジェクト」って?

そういえば、自主企画展である「あるがまま...プロジェクト」の主旨を紹介していませんでしたね。
先日、蜂谷さんと雑談をしていて「無制限のアウトバーンと自主規制速度」の関係に話が及びました。簡単に言えば「自由と責任」ですね。これは成熟した魅力的なバランスだと思います。似たような関係性のものはいろいろあります。「産業発展とエコ活動」「グローバライズとローカライズ」「デジタルとアナログ」などなど。表と裏のような一対の関係。どちらかが勝っても上手くいかないだろうし、どちらかを選択することもできない。振り子のように運動を繰り返し、その時々のバランスを保ち合いながら時代とともに時間軸を進んで行くもの...。そう考えると、現代は制御されすぎた側の環境に在るのかもしれない。しかも、その制御に慣れてしまって楽さえ感じているのかもしれない。で、あるならば大変でも「自分にピュアに活動すること」をいま、やってみようと思う。だから、「あるがまま...」。垣根もなければ期限もない。地道に、自分を信じて、大きなことは望まず、小さな魅力を膨らめる。...そんな活動の継続が、次の振り子の作用でさらに面白い可能性を広げることになるのかもしれない...と、思った訳です。
「雑多で安易」と言われてしまうかもしれませんが、そんな曖昧な中に「何かある」という気がしてなりません。
さて、「あるがまま...プロジェクト」はリレースタイルの展覧会です。開催ペースとしてはおよそ月1回(1週間開催)。今後をお楽しみに!

2010年3月21日日曜日

オープニング!



昨日のオープニングは、ささやかなパーティのつもりでしたが、思いのほかたくさんの方々が参加してくださいました。ありがとうございます!感謝・感激です!
蜂谷さんのご家族、柴山さんのご家族、作家の油井溜二さん青木聖吾さん鈴木健二さん内海加良子さん内海健夫さん持塚三樹さん、三島のギャラリーの加藤さんご夫妻、学芸員の川谷承子さん、静岡市文化振興財団の池田さん、美術教師の鈴木さんとほのかちゃん、イラストレーターのナガタロッソさんと玲葉ちゃん、メディアアーティストの杉森順子さん、プロダクトデザイナーの氷見義治さん日原左知夫さん、ウェブデザイナーの吉澤勝利さん、グラフィックデザイナーの谷村弘貴さん、大学院生の久松さん、美大生の松永さん隅田さん風間さん、そして、林さん、篠原さん、清水さん、早川さん...本当に皆さんありがとうございました!(芳名録と記憶から書き出しましたが、お名前が漏れている方がいらっしゃいましたらゴメンナサイ...お叱りのメールをください...)
展示も終了し、これまで箱状態だったギャラリー展示室もガラッと印象が一変。より静謐なムードと程よい緊張感が高まり、蜂谷さん+柴山さんの独特の空気間が満ちあふれています。
皆さま、是非ご来場ください。

2010年3月20日土曜日

いよいよ第一回展覧会がスタートします!



ギャラリー・サイズの記念すべき第一回展覧会が始まります!
展覧会名は「あるがまま…Project vol.1」蜂谷充志+柴山拓郎 View2001 document for nakakan field 展です。開催日程は2010年3月20日(土)~28日(日) 12:00~17:00。Opening が本日17:00から。
今日は、朝から蜂谷さんが展示の仕上げ作業に入っています(厳密に言えば昨日から)。東京の柴山さんも朝から展示作業に入る予定でしたが、巷は久々の3連休ということもあって予想外の渋滞!お昼過ぎの到着(ご苦労様です)。写真は今現在の展示作業の様子。17:00からのオープニングに向けて黙々と作業している中を「パチリ!」。僕がウロチョロしてると迷惑をかけてしまいそうなので、ひとまずこの様子をブログにアップしています。17:00になりましたら、完成した展示とオープニングの様子もアップしますのでお楽しみに!