2010年12月2日木曜日

杉森順子さんの作品を記憶に焼きつける

「あるがまま…Project Vol.9」杉森順子さんの『LINK』展は、オープニングパーティも大変盛り上がりました!記名漏れのお客様も含めると50名ほどの方が参加してくれました。皆様、誠にありがとうございます!
静岡新聞社さんの記事や、SBS静岡放送でのニュースで紹介されたようで(私は見過ごしてしまいました…)ウィークデーでも多くの方が観に来てくださっております!
杉森さんの在廊日は、基本的に週末の土曜日・日曜日ですが、たまに平日でも18時頃に「ひょいっ」と顔を出してくれますので、是非、皆さん「何度でも」足をお運びください。そう、「何度観ても楽しい作品」なのです!
インスタレーションならではの「ここだけの、いまだけの表現作品」ですから、私も「何度も観て」記憶に焼きつけておきたいと思います。

2010年11月7日日曜日

次の「あるがまま…」展は杉森順子さん

昨晩11月6日(土)は、17時から「静岡アートラウンジ」というイベントが開かれました。前半は作家さん達によるトークショー、後半はギャラリスト達によるトークショーで、大道芸ワールドカップと重なったイベントにもかかわらず立ち見が出るほどのお客様が来てくださいました!私も主催者側の一員として参加し、とても嬉しく思っています。是非とも発展させていきたいですね!
さて、ギャラリー・サイズの次回「あるがまま…Project Vol.9」は、映像作家の杉森順子さんによる《Link》展です。会期は11月27日(土)~12月5日(日)まで。毎回そうですが、どんな展示になるかはまったく読めません(笑)!でも、そういった予測不能なインスタレーション性がギャラリー・サイズの魅力でもありますので、変に詮索せずに「事」の立ち上がりを楽しみに待っています。
杉森さんの過去の作品は浜松市の Gallery CAVE さん等でも発表されていますので、検索するとWEB上でも確認できます。ご参考までに。でも、新作ですのでやはり読めませんね。展示作業が今から楽しみです!
オープニングパーティは初日の27日(土)18時から行います。是非、皆さんお気軽にご参加ください。もちろん参加無料です!

2010年10月17日日曜日

内海建夫さんの在廊日のお知らせ


ギャラリー・サイズの「あるがまま…プロジェクトvol.8」内海建夫さんの『些細な出来事』展が昨日より開催されました!昨日のオープニングパーティーは開始時間では参加者がちらほらといった感じでしたが、続々と多くの方が駆け付けてくれました。本当にありがと‘ございました。
もしかすると18時スタートという時間設定は早すぎるのかもしれませんね。19時とか19時30分とかのスタートの方が、ご参加くださる方には都合が良いのかもしれないですね。…ちょっと考えてみます。
さて、会期は10月24日(日)18時まで連日開催しておりますが、「作家によるギャラリートーク」は内海建夫さんの在廊日である17日(日)・23日(土)・24日(日)各日随時となります。ちなみに、内海さんの作品鑑賞タイプは、ご本人の解説があった方がより一層楽しめると思いますので、解説をお聞きしたい方は在廊日のご来場をお勧めします。
また、平日は10時〜20時まで開廊しておりますので、お仕事帰りでもお立ち寄り頂けます。是非、お気軽にお越しください。

2010年10月13日水曜日

次の「あるがまま…」展は内海建夫さん!

次回「あるがまま…Project」が、今週末に迫ってきました。16日(土)10時より、内海建夫さんによる《
些細な出来事》展が始まります!
私と内海さんの出逢いは、内海さんご本人は覚えていらっしゃらないかもしれませんが、たぶん8年ほど前に静岡県立美術館で行われた企画展「今、ここにある風景=コレクション+アーティスト+あなた展(大岩オスカール幸男、日高理恵子、菱山裕子、吉田暁子による)」で、企画展サポート事業でご一緒したことだと思います。…ん?…あれ?10年前の「鵜飼美紀 restless・restfull」展でのサポートだったかな?…いや、やっぱ「今ここ展」ですね。…と、意外と以前から面識があったのです。
勉強不足の私の中では、内海さんは変わらず「ひょうひょうと、ストイックに。」なイメージが続いているのですが、きっと作風も変化しているのだと思います。その差異が私にとって楽しみな部分でもあります。
さて、展示作業日は明々後日(金)です。私は個人的に本当に楽しみにしています!皆さんも是非、ご期待ください!

2010年10月4日月曜日

サイト・スペシフィックな作品 って?

作品が「場所・構造=空間」に問いかける意のある現象を指す言葉であり、ある種、既存美術館の「空間=権威」を否定する表現手法でもありますが、私はちょっと楽しみな言葉に捉えています。と言うのも、その作品と空間の関係性は「問いかけるものがある空間」に対して成立するのではないかと感じているからです。
さて、その観点からギャラリー・サイズをみてみると、ただ、ただ、白い空間があるだけです。ギャラリーとしてのレジェンドもエピソードもありません。こういった「問いかけるものがない無の空間」で、サイト・スペシフィック的作品がどう展示として成立するか…。やってみないとわからないですね。その意味で楽しみなキーワードです。
でも「プロセス・アート」については「場」として成立する気がします。作品としての美術館への収蔵を拒む表現手法・姿勢がゆえに、当然、完全な再制作・再表現は事実上不可能。であるならば、「無」の環境のギャラリーの方が、その表現の場としてのインスタレーション性にフィットするのではないでしょうか?
…むむむ…、面白いなぁ…、ちょっと深く考えてみたくなりました。

2010年9月27日月曜日

あるがまま…Project Vol.7 を振り返って

「あるがまま…Project Vol.7」岸美智代さんの《 glassworks 空間 》展が終了致しました。
そう言えばこれまで、展覧会前や会期中のレポートは更新していましたが、展覧会を振り返ってのレポートは皆さんに伝えていませんでしたね。次へ次へ…という意識があるせいか、ついつい今後のことばかりに目が行ってしまいがちです。…という訳で、今回は岸美智代《 glassworks 空間 》展を振り返ってのコメントを投稿いたします。
まずは、ドキドキの搬入設置作業。オープン前日の搬入でしたが、私たちも当然その日に初めて搬入作品を確認します。インスタレーションゆえに「ぶっつけ本番」的な緊張感が展示室を支配します。一般のギャラリーでは展示作業のほとんどを作家さん側に委ねると思いますが、ギャラリー・サイズでは、積極的に作業に関わります。なぜなら、展示空間のスペックを誰よりも知っているから。作家さんと一緒に作業に加わり、作家さんの表現したい理想を肌で感じ、その理想にできるだけ近づける。…そんな、ちょっとしたコラボレーションが、ここでのインスタレーションの可能性を高めることになると思っています。いや、それが不必要な展示であればお節介はしませんので、あくまでもケースバイケースです。
岸さんのケースで言えば、上手くコラボレートできたと思っています。というか、正しくは、岸さんが上手く私たちを使ってくれました。
広く「ランドスケープスカルプチャー」といわれるインスタレーションでは、実に大勢のスタッフが展示作業に関わりますが、今回はそのミニマムな室内版であると思います。ですから、規模はどうであれ、岸さんは作家として表現を追求・指示し、我々は従事・作業する、という関係が望ましいと感じた訳です。
岸さんの制作履歴を見てみると、過去の作品の表現手段は自己完結するプライベート性を強く感じるのですが、最近の作品には積極的に環境に関わるパブリック性を感じます。今回の展示も、この小さな空間に対しさらなる表現的パブリケートを試みたような気がします。(岸さんスイマセン、私の勝手な推測です。)その意味では、以降の岸さんの活動(発表)の場には、多くの方々が関わっていくことがキーになるのかも知れませんね。
岸さんの展示では、私たちも本当に勉強になりました。見解は間違っているのかもしれませんが上記のようにギャラリー側に考察するきっかけを与えてもらったことだけでも実に有難いです。改めて、当プロジェクトに参加して頂いたことを感謝します。

2010年9月18日土曜日

いよいよ本日岸美智代さんのオープニング

昨日は、岸さんの作品搬入。ギャラリーサイズも、職人の安曇が設営、私がライティング、谷村と鈴木がDM配布、瀧が看板設置…と、なかなか忙しい一日でした。
さて、本日は岸さんの《glassworks 空間 》展のオープニングです!今までも何回かオープニングのレポートを投稿しましたが、あまりオープニングパーティの様子については触れていなかったので、今回はそちらのお話を…。
展覧会オープンは午前10時。通常は土日の定刻の17時に展示室を閉じてパーティに移行するものですが、ギャラリーサイズではオープニングパーティ中も皆が帰るまでは朝方になろうとも展示室を閉じません。作家さんから直接作品について話を聞いたり、お客さんといろんなアート談義をした後で改めて観る作品は、また違った見え方になるものです。なので、ここに誰かが居る限り、いつでも作品と対峙可能な状態を維持します。
パーティのスタイルはいたって自由。スタートは18時ですが、気軽に三々五々訪れた方々は好きなように鑑賞したり、軽食をつまんだり、出会った人同士でおしゃべりしたり、車ではない人はお酒を呑んだり…と、かしこまった空気はほぼゼロ。でも、そんな空気感が私は良いと思っています。公民大小それぞれ役割があるように、ギャラリーサイズは「真面目に気軽」を役割と捉えて実践します!え?「真面目」って何を?と思われるかも知れませんが、その答えは来年の初夏あたりに解ると思います!お楽しみに!
あ、ちょっと話がずれてしまいました。…という訳で、明日のオープニングパーティを気に留めている方は、是非、気軽にご参加ください!参加費は無料!特別な夜間展示や作家さんのギャラリートークも楽しめます!!

2010年9月16日木曜日

次は岸美智代さん

9月の「あるがまま…」Project は少しイレギュラーなスケジュールで、前回の伊藤尚未さんに続き、明後日から「あるがまま…」Project Vol.7 岸美智代さんの《 glassworks 空間 》展が26日まで開催されます!
明日が展示作業日ですが、いったいどんな大きさの作品が何点展示されるか、とても楽しみです。DMの写真のように、スチールや石材などとも組み合わされると思うのですが、きっと、どれも重く、緊張感あふれる展示作業になるのではないでしょうか。
ギャラリー・サイズとしては、今のところ最大の大きさの作品だと思います。その大きな作品が、この展示スペースとどう関わるか…。明日の展示作業の様子などもまたブログに投稿したいと思います。

2010年9月5日日曜日

伊藤尚未さん取材

「あるがまま…Project Vol.6」伊藤尚未さんの《光影動》展が、中日新聞さん(県東部は東京新聞さん)の取材を受けました。掲載日や紙面についての詳細はまだわかりませんが、今週のどこかで(恐らく県内催事情報コーナーのようなところだと思いますが)写真付きで掲載されます。皆さんも是非、チェックしてみてください。
ギャラリー・サイズはオープンしてこの9月で半年。まだまだ認知不足な状況ではありますが、以前のブログにも書きましたように「着実に、少しずつ広めていこう。」と思っています。そんな中、観覧者さんの来場パターンにいくつかの傾向がみえてきました。
まず、「平日の会社帰りに立ち寄る(17時半頃から19時半頃)」というパターン。これは、平日の閉場を20時にした時から表れてきた傾向です。学生さん風の方も友達と連れ立ってくることも多い時間帯のようです。
その他にも傾向がみられますが、もうちょっといろいろ分析してみたいと思います。で、「着実に、少しずつ広めるための手段・手法」に活かしたいと思います。

2010年9月3日金曜日

いよいよ明日から!



いよいよ明日から「あるがまま…Project Vol.6」伊藤尚未《光影動 - guang ying dong -》展が開催されます!
私はずっと「伊藤さんの展覧会タイトルは「光影動」だけど、いったいどんな展示になるんだろう?」と興味津々でした。それが、今日、やっと明らかに!!「なるほど!!」と唸ってしまいました!
ヒントは添付画像の影です。なんと埴輪が踊りまくるのです!この埴輪は、埴輪そのものが作品ではなく装置の一部。埴輪と光のある空間がひとつの動く作品となっています。その他、表情を変える立体作品や、音も演出に加わります。いや~理屈抜きに楽しい作品たち!
おっと、あまり詳しくしゃべりすぎると、せっかく観に来られる方々の楽しみを奪ってしまいますね。
さて、明日は18時からオープニングパーティです!もちろん伊藤さんも居ります!直接ギャラリートークを聞きながら作品鑑賞できるチャンスです!参加無料ですので、是非、皆さんお気軽にお越しください!

2010年8月23日月曜日

第6回目は伊藤尚未さんの『光影動 - guang ying dong -』展


久々の投稿です…。気が付けば何と1ヶ月も更新をさぼっていました(汗…)。大変申し訳ないです。
さて、ギャラリー・サイズの「あるがまま...プロジェクトVol.6」は伊藤尚未さんの『光影動 - guang ying dong -』展です。伊藤尚未さんは電子機器などを主素材に表現活動をしている「造形作家・メディアアーティスト」です。「子供の科学」などで電子工作の連載を担当したり、様々な書籍の執筆やワークショップを開催したりと、非常に幅広い活動をされています。現在は「青森県立三沢航空科学館」でキッズ向けの展覧イベントを開催していますので、ご興味のある方は是非体験してみてください。ちょっと(かなり...か...)遠いですが。
ギャラリー・サイズでの展示はどのようになるのか、私もまだ様子が分かりませんが、たいへん興味深いです。もう少し展示方法や志向などの詳細が解りましたら皆様にもお知らせ致します。

2010年7月25日日曜日

内海可良子さんの「あるがまま…」展オープン!



昨日のオープニングもたいへん盛り上がりました!
実寸ガンダムのオープンと安倍川花火大会とが重なったので、ちょっと心配していたのですが、たくさんの方々が駆けつけてくれました!本当にありがとうございます!隣のパチンコ屋さんの駐車場屋上から花火も見ることができたので、参加してくださった方たちは得したと思います!いや~良かった良かった…。
写真は、先日の「内海可良子さんによるギャラリートーク」の様子。土日はギャラリーに内海さんが居りますので、このように直接作品説明を聞くことができます。是非、みなさん足をお運びください!

2010年7月23日金曜日

いよいよ明日から



内海可良子さんによる「あるがまま…Project Vol.5」《 boat in boat 》展が開催されます。明日の18時からはオープニングパーティですので、皆さま是非、お気軽にご参加ください。
さて、一昨日の作品搬入を経て、先ほど作品展示が終了しました!明日がお披露目ではありますが、ちらっとお見せします(添付写真)。
私事で恐縮ですが…、先日は大阪の仕事で徹夜になってしまったので、いま、ものすご~く眠いです…。書きたい事がいろいろあるのですが明日にしようと思います…。すいません、、、…zzz…

2010年7月21日水曜日

内海可良子さんの作品搬入



公私にわたってドタバタしてまして、ちょっとブログをさぼってしまいました。申し訳ないです。
さて、「あるがまま…Project Vol.5」は、「内海可良子 《 boat in boat 》 路のない箱の中でいること」展です。会期は7月24日(土)~8月1日(日)。みなさん是非ご覧ください!
写真は本日の作品搬入の様子。明日・明後日で展示作業を行います。どんな作品がこの空間に展開されるのかとても楽しみです!
さて、内海可良子さんは名古屋造形大学彫刻コースを卒業され、美術家として歩み始めた若い作家さんです。内海さんとは、昨年暮れに蜂谷さんのご紹介でお会いし、今年の1月に行われた「静岡市民文化会館現代美術展《 Dish Dish Dish 》」のグループ展でご一緒したのが縁で、この度「あるがまま…展」に参加いただくこととなりました。内海さんの作品は、記録ファイルとこのグループ展の時に見ただけですので、どんな展示になるのか今からワクワクしています。
私が感じる内海さんの作品は「穏やかに、深く。曖昧に、鋭く。細やかに、広く。…愛でるべきコト・モノをじんわりと表現する。」という感じでしょうか。内海さんならではの女性(母性)的な観点が興味深いです。是非、たくさんの人に観てもらいたいですね!
オープニングは7月24日(土)午後6時から。皆さん、お気軽にご参加ください!

2010年6月21日月曜日

ナガタロッソさん展覧会スタート!


昨日6月19日(土)より、いよいよ「あるがまま…Ploject Vol.4」ナガタロッソ《ZOO》展がスタートしました。会期は6月27日(日)までです。サブタイトルの「ワクワクがゾロゾロ ドウブツクリエイション」の通りに、ロッソさんカラー全開の作品がいっぱいです!大人はもちろん、きっと、子供たちからご年配の方まで、世代を問わず素直に楽しんでもらえる展覧会だと思います!是非、みなさん観に来てください!
私とロッソさんのお付き合いはわりと古く、ロッソさんの存在は、現在に至るまでの時代の流れの中で常に刺激になっていました。私とはタイプやスタイルは違いますが、「クリエイションし続ける」というシンプルなソウルというかマインドみたいなものがすごく共鳴されます。昨日のオープニングパーティでも、深夜(早朝?)まで、ロッソさん・奈木さん・牧さんたちとついつい熱く語り合ってしまいました。いや~楽しかったですね!
ま、こういう場もなかなか少ないですし、是非、皆さんもお気軽にご参加ください!

2010年6月11日金曜日

季節と色

来週いよいいよ、19日から「あるがまま...展」のナガタロッソさんの展覧会が始まります。ちょっと、このところブログをさぼっておりましたが、いろんな思いがありましたので投稿します。
まずひとつ。目に付く季節の花の色について。
春先に、まず目に飛び込んできたのは「梅」、そして「桜」。ピンクですね。そして「菜の花」。川岸によく咲いていますね。これは黄色。次に「たんぽぽ」。これも黄色。で、「山吹」。これも黄色。
でも5月あたりから、目に付く花の色が「藤」の紫、「菖蒲」の紫。さらに6~7月になると「あじさい」や「朝顔」のブルー。
マゼンタ系からオレンジ・イエロー系、そしてシアン系…というように、「何だか、カラーチャートをなぞっているような感じだな…」と感じたのです。
しかし、よくよく調べてみると、「季節と花の色」は無関係であることがわかりましたが、こういった「人の感覚」によって「季節に応じて求める反応色が変わる」ということも、人の感受性の魅力であると感じました。これはきっと個人差もあるでしょうし、その時の気分にも左右されるでしょう。
でも、このような「心色の季節の変化」は、案外、人間にとって必要なことなのかもしれません。
現代の都会暮らしの中では感じ難いでしょうが、自然と供に暮らす環境では「季節と色」は非常に密接だと思います。(というか、私の実体験としてそう思います。)
その意味では、「季節と色」に対する感受性は、「DNA」レベルでプログラムされた必然的なものなのかもしれませんね。
…う~ん…、雑考の域を脱していないので、引き続き探求してみたいと思います。

2010年6月2日水曜日

今月は NAGATA ROSSO さん


久々の投稿です。次回「あるがまま...」展は、Vol.4 NAGATA ROSSO さんの《ZOO》展です。6月19日(土)~27日(日)の開催です!みなさんお楽しみに!
ギャラリー・サイズは、こんな辺鄙な場所にあるにもかかわらず、展覧会の回数を重ねる度に来館者数も増えてきました。とてもありがたいことです。
先日、知り合いからの情報で、神田の地味な場所(ビル)にあるアートグッズのアンテナショップが、思いのほか賑わっているとのこと。確実なファン層があるんですね。いつの時代も、どんなカテゴリーでもニッチ市場は存在しています。問題はその層へ「届く・響く」かどうかだと思います。その効率を一足飛びに「広告宣伝」に委ねるのが一般的手法かもしれませんが、私としては地道に確実にやっていきたいと思っています。そもそもの「あるがまま...」展の趣旨は文字通り「あるがまま...」です。ついつい事業効率を考え「大勢の人に観てもらいたい!」と欲張ってしまいがちですが、しかし、ここは「観たい人に観てもらいたい」という考え方を重視したいです。辺鄙な場所にあるギャラリーだからこそ、わざわざ足を運んでくれた方々は「本当に観たい方」ですので、できる限りの満足を提供したいのです。そのひとつが以前の投稿にあるように「作家さんとの触れ合い」であったり「オープニングの自由」であったり「制作スタイルの制限を極力なくす」ことであったりします。
話を戻すと、恐らく先述の「アートグッズのアンテナショップ」は大々的な広報はしていないと思います。でも、確実に、そのニッチなマーケットに、そこなりの何らかの方法が「届き・響いている」のではないでしょうか。広報の多様さは今に始まったことではありません。適材適所という言葉がありますが、そこの存在意義に則したそれなりの「在り方」が広報の概念にも多様にあるような気がします。
そこを探りながら、地道に、ぼちぼちと、着実に、楽しく、アートを活性化させていきたいと思っています。
なんだか偉そうにすいません…。

2010年5月21日金曜日

心地良いひととき


今日は朝から慌しい一日でした…。でも、同時に、私にとって心地良い一日でもありました。
薄曇りの天候から始まり、日中には暑いくらいの気温になりましたが、総じて爽快な心地良い一日でしたね。こういう日は、不思議と、起こる出来事も心地良いことばかりです。
今日は午後から文芸大の学生さんたちが、奈木さんの展覧会観覧ついでに、弊社の「デザイン事務所視察」に来てくれました。希望ある若い人たちには、文字通り「希望を与える」のが先人の役目であると思います。どぎまぎしながらも好奇心旺盛な学生さんの瞳…。その心根を実感しながら「これから社会に出ても頑張ってくれよ!」という「繋ぎ役」に徹しながら「現場」を案内しました。いやぁ~、若いエネルギーって良いですね!ポンコツの私もそのエネルギーに影響されます!
また、学生さんを引率してくれた文芸大の佐井さんにも敬意を表します。佐井さんとは何年か前の「オペラコンクール」の広報プロジェクトでご一緒させていただきました。今後とも宜しくお願いします。
また、東京の仲間からも個人的にうれしいメールをいただきました。重ねてウェブデザイナーの山本信二氏にも感謝いたします。
陽も傾いて、そろそろ閉廊という時、まぁ、ちょっとお酒も入ってということもあり、奈木さんとおしゃべりタイム…。「事業仕分けと芸術事業の関係」「後継者の育成と教示者の在り方」「日本の歴史における文化的溝期とその前後の違い、そして課題」「ニッチな文化とディープな文化の双方の可能性と相違性」などなど、いろんな会話をさせてもらいました。いやぁ~面白かったです!是非とも、近々にもう一席設けてさらに深いキャッチボールをさせてください!こういう会話は「適した相手、適した時間、適した場所。」がないとなかなかできない貴重なものです。あっ、その意味でも「ギャラリー・サイズ」は最適かもです!では、次回6月の「ナガタ・ロッソ」さんのオープニングパーティで盛り上がりましょう!皆さんもどうぞどうぞ!

2010年5月17日月曜日

明日は奈木さんが在廊(かも)

前回の投稿で、『この《枯れない花》は、奈木さんの「心根」を養分として生き続ける、ある意味「奈木さん自身と一体である作品」とも言える気がします。』…と書きましたが、明日は奈木さんがギャラリーにいらっしゃる(かも)なので、実際に奈木さんの言葉として聞いた上で作品に向き合えるチャンスです。
ギャラリー・サイズの魅力のひとつは「コミュニケーション」だと思います。まだ、稼動して間もないので認知度はかなり低いギャラリーであり、しかも立地条件も良くはないので、来場者数は決して多くはありません。でも、その分、作家さんとのコミュニケーションは大切にしたいと思っています。それは、興味を持って観に来ていただけるお客さんに対しても同様に提供したいと思います。その意味では、ご興味さえあればオープニングパーティ時にも気軽に来場してもらえたらと思っています。オープニングには当然作家さんもいらっしゃるし、関係者も多くいます。その中で、それぞれが、ポジティブな関係を見つけられたら、それはそれは楽しいですよね。

奈木さんの作品をみて



「あるがまま...Project Vol.3 奈木和彦《枯れない花》」展が開催しました!15日のオープニングはとても有意義でした。奈木さん、ありがとうございます。楽しすぎて、またちょっと呑み過ぎてしまいました…いや、反省…。二日酔いも治まり、今日から復活です!
さて、よく、作品は作家の「分身」とか「子供」とかと例えられますが、今回は特にそう思いました。オープニングで奈木さんの人生的なことや姿勢的なことを聞いて、それから改めて作品と向き合った時に、それまで見えていなかったものが見えてきました。「作品がすべて」というタイプの作家さんも多いとは思いますが、この《枯れない花》は、奈木さんの「心根」を養分として生き続ける、ある意味「奈木さん自身と一体である作品」とも言える気がします。
そんな素敵な《枯れない花》を、是非、ご覧ください。

2010年5月15日土曜日

「あるがまま...Project Vol.3」


まだまだ認知度の低いギャラリーで、しかも、立地条件的にも交通の便的にも良いとは言えませんが、地道に着実に、現代美術がお好きな方々に出逢いを提供したいと思っておりますので、皆様、今後とも宜しくお願いいたします。
さて、いよいよ「あるがまま...Project Vol.3」奈木和彦《枯れない花》展が、明日(正しくは本日)より開催致します!奈木さんは浜松文化芸術大学で教えている作家さんです。今日は搬入設置日でしたが、私は午後から名古屋出張のため、作品の搬入までしか見届けられず、夜、帰社してから、すでに展示作業を終えた明日に控えるギャラリーをチラ見。「おおぉ~」。エントランスから、奈木さんカラーがひしひしと感じられます!展示室の照明を点してガチ見したくなる衝動を抑え、明日のオープニングに楽しみをとっておくことにしました。明日が楽しみです!!

2010年5月6日木曜日

思いのほか好評


「あるがまま...Project Vol.2」が終了してしまいました。「してしまいました」という表現が適切かどうかは微妙ですが....。というのも、観覧してくださった方から口コミで聞いたという数名の方が来られまして「是非、観たい」と。さらに「期間中に行けなかったが、実際の作品を見るには何処に行けばいいのか?」という方からも問い合わせがありました。まっ、幸い、記録写真もたくさん撮りましたし、資料も揃っており、何より私の会社なので作品自体もまだココにあります。展示の大半は片付けてしまいましたが、まだ数日は作品本体は倉庫に入れずにそのままギャラリーに置いておきますので、ご興味のある方はお電話を頂ければ時間調整の上ご案内致します。
あと、この「Public Furniture」に興味を抱いてくださった静岡新聞社さまから、来週頭に取材を受けることになりました。とてもありがたいです。5月下旬予定で記事が載ります。
開催期間がGW前ということもあり、観覧者数を少なめに見積っていて、まっ、実際その通りだったのですが、閉会後もこの展覧会が尾を引いて波及しているようで嬉しいです。

2010年4月29日木曜日

良い天気



今日、4月29日は「昭和の日」。若い作家さんのホームページのプロフィールを眺めていたら、ふと、平成生まれであることに気がつきました。なんと!というか、そうか!
平成も今年で22年目。一般企業では昨年あたりから「平成生まれ」の新入社員が勤め始めているでしょう。当然、平成生まれの方たちは、昭和の時代を知りません。
昭和という時代は、いろんな意味で本当に激動の時代でした。昭和の後半しか知らない私たち世代は、よく、婆さんや両親や近所のおじさんから昭和の前半の様々な苦労話や出来事を聞かされて育ち、何となくではありますが「自分の知らない昭和前半もすごく自分にとって意味のある時代だったんだ」と意識しながら育ちました。イメージとしては「自分が生かされるための下地の時代」という感じかな。でもそれはネガティブではなく、ポジティブな認識でした。う~ん...何て言うか、前の時代への感謝というか、これからの責任というか決意というか...。ま、総じてポジティブです。
さて、平成生まれの方たちは、昭和の時代をどのように感じているんでしょう?「意味ある時代」「自分が生かされるための下地時代」とポジティブに意識するかどうか...。どうでしょう?
よく、私も若い頃「諸先輩方の苦労話や武勇伝」を聞かされ「うざいな」と思ったものですが、今となっては生き方としてけっこう参考になっています。その意味では、私たちも、「うざいな」と思われながらも、「良くも悪くも時代の事実を語り続ける」ということが必要だと感じました。

2010年4月26日月曜日

本日と明日は不在

私の展覧会の最中ではありますが、26日(月)は箱根の某美術館の仕事で箱根に終日、27日(火)は某時計メーカーさんの仕事で名古屋の百貨店に終日。という出張のため、ギャラリーには不在となります。
で、お願いがあるのですが、私が不在の時にギャラリーに来られた場合は、受付に置いてある「コンセプトシート」を熟読してから作品に向き合って欲しいのです。今回の私の展示は、作品表現に意味はまったく無く、開発背景や各種設定にこそ意味があります。たった3畳のスペースで、可能な限り可能性を広げてみたのですが、その経緯と設定こそが私の作品です。
是非、「見た目」にとらわれずに、「経緯と設定」に目を向けてください。どんどんと、このミニマムな空間に生まれるユニバーサルな多様性が見えてきます。そして、その可能性を想像してみてください。面白い「パブリックとプライベートの狭間」の豊かな空間が広がってきます。

2010年4月25日日曜日

二日酔いの展覧会二日目



昨晩のオープニングも、多くの方々が来てくださり、たいへん感謝しております!
第一回作家の蜂谷充志さん、第三回作家の奈木和彦さん(5月15日~よろしくお願いします!)、第四回作家のROSSOさん(6月19日~よろしくお願いします!)、学芸員の新田建史さん、建築家の伊達剛さん、インテリアコーディネーター協会理事の村松春葉さん、静岡デザイン専門学校の保科康浩先生、プロダクトデザイナーの福間健太郎さん、メディアアーティストの杉森順子さん(あるがまま展ご参加お待ちしております!)、有限会社伊部鏡店の伊部善保さん、SBSメディアサービスの石垣さん、かつて私と一緒に仕事をしていたクリエーターの小川貴生さん・柴田哲志さん、イラストレーターの志村美智さん、プランナーの佐藤尚雄さん、グラフィックデザイナーの高山さん、ウェブデザイナーの山本さん、そしてご協力いただいた佐藤友章さん、本多寿江さん、安曇三男さん。
皆様、本当にありがとうございました!
ついつい調子に乗ってしまい二日酔いな本日ではありますが、ギャラリーはとても心地よい日差しに包まれています。

2010年4月24日土曜日

Public Furniture 展開催


すいません...。本業の仕事やら会場の設営やらでバタバタして、なかなか投稿せずにいました(言い訳ですが)。本日から「あるがまま...」Project Vol.2 「Public Furniture」展が開催です!
以前のブログ投稿にあったように、ファインアートではなくデザインの作品展示です。私個人としましては、世に提案する「在り方」として、とても興味深い作品になったと自負しています。
ぜひ、皆さん、ご来館ください!

2010年4月14日水曜日

開催日変更のお知らせ



ギャラリーのプチ改修については、前回の投稿の通りですが、ちょっと仕様に思うところが出てきまして、急ではありますが「あるがまま...Project Vol.2」の開催を1週間ずらして、4月23日(金)~30日(金)に変更させて頂きました。勝手ながら申し訳ありません。
「自然光」の影響に対しては、L型の袖壁を増設することで問題ないのですが、その寸法設定が意外にシビアであることに気がつきました。ギャラリーの玄関は「両開き扉」になっており、その開口寸法は左右内寸1680mmです。つまり、この寸法が「搬入できる立体作品の最大左右寸法になる訳です。まあ、これ以上に大きなカタマリの作品をこのギャラリーで展示することはありませんが、「せっかく両開き扉が1680mmあるならば1680mmという数字は展示室までの搬入経路にも対応させたいな...」と思った次第です。
という訳で、L型の袖壁の仕様はこの数字を意識しました。現在、PB下地の目地やビス穴にパテをくれたところです。急げば今週中にAEP塗装仕上げまで完成しますが、ここはじっくりと他の部分の修繕も行うことにしました。その修繕とは、昨年8月の駿河湾地震でできてしまったギャラリー壁面各所のヒビや隙間のこと。大きなダメージではありませんが、よ~く見ると、至る所にヒビが入っているのです。
この工事を機に一気に解決して、今後の作家さんやお客さんに気持ちよく利用してもらいたいと思いました。

2010年4月6日火曜日

ギャラリーのプチ改修



以前のブログにも書きましたが、作品ライティングに「自然光」の影響があったため、早速プチ改修を行っています。まだ完成していませんが、改修途中の写真を掲載します。「ギャラリー・サイズ」は、本業のデザイン・設計事務所と、家具&建築工場の社屋の一角にあるため、こういった改修工事はお手のものなのです!
自分たちで改修・補修工事ができるという意味では、展示についても「あるがまま...プロジェクト」につきましては、可能な限り作家さんの意図を尊重しようと思っています。壁に穴を空けても、壁に作品を打ち付けても、床にアンカーを打ち込んでも、改修・補修工事できるメリットを活かして、ご参加頂く作家さんに対して「自由」を提供したいと思っています。
恐らく、こんなギャラリーはそう多くはないと思いますので、むしろこの可能性を、作家さんにも観に来てくださる皆さんにも楽しんでもらえたら嬉しいです。

2010年4月3日土曜日

次は私

実は、次回「あるがまま...」Project Vol.2 は私の作品を展示します。ファインアートではなく、本業のデザイン物の作品です。
仕事柄、「パブリックアート」や「ランドスケープスカルプチャー」の分野を少々かじっている私は、以前から「この分野はファインアートからだけでなく、デザインからのアプローチもアリだな...」と思っていました。いや、もちろん「建築:アーキテクチャー」のデザインとしては以前からこの分野と密接でしたが、「家具:ファニチャー」のデザインとしては「意外にも関わりが薄い」と感じていたからです。ならば積極的に「ファニチャー」のデザインから接近してみようかと...。
いま、やっと作品の骨組みができたところ。これから杢貼りと塗装の工程に入ります。...間に合うかな...。少々不安。

2010年3月30日火曜日

第一回企画展を終えて

蜂谷さん、柴山さん、9日間ありがとうございました。無事に企画展を終えてホッとしています。また、ご来場いただきました皆様には心から感謝申し上げます。今後も、Vol.2...3...4...と続いていきますのでよろしくお願いします。
今回は初の企画展ということもあって、期間中とても沢山のことを学びました。沢山すぎて言い切れないので、機会をみて適宜掲載したいと思いますが、まず最初に思ったことは、ギャラリーの空間性のことです。空間のニュアンスがゼロに近いほど作品とのインスタレーション的結びつきが強まり、その「場」づくりを面白くすることになると改めて気付きました。言ってみれば「無菌室」のようなゼロ空間の提供ですね。それが成立すれば「作家さんの求める表現空間の培養の純度」が高まるという印象を受けました。僕は今まで、いわゆる「箱(展示スペース)」の存在感の強さが、時として作品を虐める様子を見てきていたので、多少なりとも作品とともに「場」づくりにコラボレートできたことを嬉しく思いました。
まだまだ発展途上の実験的ギャラリーではありますが、そんな「学びと経験」を次に繋げていきたいと思います。

2010年3月28日日曜日

「あるがまま...project vol.1」最終日を迎えます

ギャラリー・サイズの第一回展覧会「あるがまま…Project vol.1」蜂谷充志+柴山拓郎 View2001 document for nakakan field 展が、いよいよ今日3月28日(日)最終日となります。
一昨日は「虹の美術館」館長の本阿弥清氏が観に来てくれました。「虹の美術館」は期限付活動で2005年に終了しましたが、本阿弥さんとは活動中からいろいろお仕事で絡ませて頂いていて、今回久々にお会いすることができました。また、昨日は「樂土舎」の代表マツダ・イチロウ氏と、僕が尊敬しているデザイナーの鳥井素行氏が来てくださいました。「樂土舎」さんは、広く、深く、唯一無二のとても面白い活動をされていて、僕もずっと気に留めていました。お会いできて嬉しかったです。
さて、最終日となる今日、まだご覧になられていない方は、17:00までですので、是非いらしてください!

2010年3月26日金曜日

小春日和→爆弾低気圧→雨→快晴



開催してから(搬入設置日も含め)は、タイトルのように目まぐるしい天候でした。オープニングの20日土曜日は小春日和後の曇り空でしたが、21日は爆弾低気圧の春の嵐!22日からはダラダラと雨模様で、やっと今日快晴となりました。天候的コンディションが悪かったにもかかわらず、多くのお客さんが足を運んでくれました。うれしい限りです。
今日は、そんな心地よい空の下、エントランス付近をパチリ。当ギャラリーは展覧会の看板として「道路脇看板と入口脇看板」を設けています。大半のお客さんが車で来られるのですが、今のところ「迷った!」という問合せがないので、サインとしてはしっかり機能しているようで一安心です。前回の投稿のように、改善点に気付いたら適宜改修するつもりです。
さて、今回の音響に使用されている柴山さんのプログラム?の展示を見ていたのですが、「きれいな音響は、そのシステム構造もきれいなんだな。」と思いました。そう考えると、「きれいな風景は、その環境構造もきれい。」だろうし、「きれいな街は、そのモラル的構造もきれい。」なんだと思います。

2010年3月24日水曜日

気付き1

何でもそうですが、行動してみて初めて気付くことがあります。ギャラリー・サイズも然り...。
それはエントランスのドアから差し込む自然光のこと。今までは「自然の明るさ」としか認識していなかったのですが、実際に作品のライティングを行ってみると、午前と午後では自然光の影響で作品の見え方が変わるということに気付きました。
これは展示主旨に委ねる部分ではありますが、「安定した見え方」が重要な場合は午前と午後で変化してしまうのは上手くないですね。逆に「光の変化も見せ方」である場合は面白い効果があります。
でも、どちらにも良い塩梅に展示室というハードウエアを完成させようと考えるなら、ここで一工夫必要です。という訳ですが既に良いアイデアがまとまりました!来週は早速プチ改修を行います。
これで、「自然光の変化を取り入れる展示」も「自然光に影響されない安定したライティング効果の展示」も「真っ暗にしなくてはならない映像作品の展示」も、あらゆる「光の調整対応」が可能になりそうです。ハードウエアとしての懐の深さは「表現の可能性を高める」ことでもあるので、ここは速攻で実現したいです!
...あ、タイトルの「気付き1」とは、2・3・4...も今後あるだろう...というポジティブを意味しています。

2010年3月23日火曜日

「あるがまま...プロジェクト」って?

そういえば、自主企画展である「あるがまま...プロジェクト」の主旨を紹介していませんでしたね。
先日、蜂谷さんと雑談をしていて「無制限のアウトバーンと自主規制速度」の関係に話が及びました。簡単に言えば「自由と責任」ですね。これは成熟した魅力的なバランスだと思います。似たような関係性のものはいろいろあります。「産業発展とエコ活動」「グローバライズとローカライズ」「デジタルとアナログ」などなど。表と裏のような一対の関係。どちらかが勝っても上手くいかないだろうし、どちらかを選択することもできない。振り子のように運動を繰り返し、その時々のバランスを保ち合いながら時代とともに時間軸を進んで行くもの...。そう考えると、現代は制御されすぎた側の環境に在るのかもしれない。しかも、その制御に慣れてしまって楽さえ感じているのかもしれない。で、あるならば大変でも「自分にピュアに活動すること」をいま、やってみようと思う。だから、「あるがまま...」。垣根もなければ期限もない。地道に、自分を信じて、大きなことは望まず、小さな魅力を膨らめる。...そんな活動の継続が、次の振り子の作用でさらに面白い可能性を広げることになるのかもしれない...と、思った訳です。
「雑多で安易」と言われてしまうかもしれませんが、そんな曖昧な中に「何かある」という気がしてなりません。
さて、「あるがまま...プロジェクト」はリレースタイルの展覧会です。開催ペースとしてはおよそ月1回(1週間開催)。今後をお楽しみに!

2010年3月21日日曜日

オープニング!



昨日のオープニングは、ささやかなパーティのつもりでしたが、思いのほかたくさんの方々が参加してくださいました。ありがとうございます!感謝・感激です!
蜂谷さんのご家族、柴山さんのご家族、作家の油井溜二さん青木聖吾さん鈴木健二さん内海加良子さん内海健夫さん持塚三樹さん、三島のギャラリーの加藤さんご夫妻、学芸員の川谷承子さん、静岡市文化振興財団の池田さん、美術教師の鈴木さんとほのかちゃん、イラストレーターのナガタロッソさんと玲葉ちゃん、メディアアーティストの杉森順子さん、プロダクトデザイナーの氷見義治さん日原左知夫さん、ウェブデザイナーの吉澤勝利さん、グラフィックデザイナーの谷村弘貴さん、大学院生の久松さん、美大生の松永さん隅田さん風間さん、そして、林さん、篠原さん、清水さん、早川さん...本当に皆さんありがとうございました!(芳名録と記憶から書き出しましたが、お名前が漏れている方がいらっしゃいましたらゴメンナサイ...お叱りのメールをください...)
展示も終了し、これまで箱状態だったギャラリー展示室もガラッと印象が一変。より静謐なムードと程よい緊張感が高まり、蜂谷さん+柴山さんの独特の空気間が満ちあふれています。
皆さま、是非ご来場ください。

2010年3月20日土曜日

いよいよ第一回展覧会がスタートします!



ギャラリー・サイズの記念すべき第一回展覧会が始まります!
展覧会名は「あるがまま…Project vol.1」蜂谷充志+柴山拓郎 View2001 document for nakakan field 展です。開催日程は2010年3月20日(土)~28日(日) 12:00~17:00。Opening が本日17:00から。
今日は、朝から蜂谷さんが展示の仕上げ作業に入っています(厳密に言えば昨日から)。東京の柴山さんも朝から展示作業に入る予定でしたが、巷は久々の3連休ということもあって予想外の渋滞!お昼過ぎの到着(ご苦労様です)。写真は今現在の展示作業の様子。17:00からのオープニングに向けて黙々と作業している中を「パチリ!」。僕がウロチョロしてると迷惑をかけてしまいそうなので、ひとまずこの様子をブログにアップしています。17:00になりましたら、完成した展示とオープニングの様子もアップしますのでお楽しみに!